日本のニュースでは、ここインドネシアは大洪水に見舞われ、都市機能のストップが報じられていましたが、現地の被害は2日間くらいでひと段落し、すでにいつもどおりの暮らしが営まれているように見えます。
 1月のジャカルタは雨期。日本の梅雨の始まりのころのような天気が続いて、1日の中で時折雨がパラついたり、時にザ~っと降ったり、気まぐれに青空になったりを繰り返しています。私が今いるところの気温は1年中28度で一定。大阪の夏より、よほど涼しく、夏好きの私には朝夕は少し寒いと感じることもあるくらいです。
 そのような温かい地で植物はといいますと、雨期ですから植物が目覚めて大いに枝葉を伸ばし、花にあふれています。(日本では私の地元では朝から大雪らしく、妻と娘は雪に閉じ込められているようで、家族に実に申し訳ない・・・。)
 と、そのような常夏の現地の木
ブリンギン

 

聖木ブリンギン

聖木ブリンギン

 

 この木は聖なる木で、この国の寺院によく植えられ(菩提樹とかオガタマみたいですね。)そしてこの木の下にはユウレイが出るそうな・・・。(しだれ柳みたいですね。)
 日本語に訳すと近いのはガジュマル。これもやはり熱帯の木ですからなんとなくイメージできるのではないでしょうか。
 乾季にはこの国の木は病気を全然感じさせなかったのですが、雨季は違います。
聖なる木にもやはり腐朽は訪れます。

 

子実体1

子実体1

 

子実体2

子実体2

 

子実体3

子実体3

 

 聖なる木も清濁併せ持つということでしょうか・・・。

 赤道付近より 笹部雄作